My Favorite Soulレーベル第二弾は”Keyco”をシンガーに迎えた両面「私」カバーの7インチ!
全ての女性を鼓舞するKeycoの歌と、今回もプロデューサーCHICK-Dが召集した生バンドでの録音による意欲作。
Side A「私自身」は1977年リリース、いしだあゆみ&ティン・パン・アレイ・ファミリーの名盤『アワー・コネクション』から選曲したカバー曲。原曲の語りパートなどはしっかりと活かしつつ、この曲のもつ都会的で洗練されたシティ・ポップ歌謡感にラテン・ファンクなフレーバーを加え、少し温度を上げた仕上がりとなっている。
Side B「I am」は2003年発表、ネオ・ソウル系夫婦デュオ、キンドレッド・ザ・ファミリー・ソウルのアルバム『Surrender to Love』に収録された、知る人ぞ知る名曲をカバー。こちらは柔らかい音像のバンドアンサンブルで、前作でも鍵盤を担当したSWING-O(45trio)のピアノやスキマを埋めるコスガツヨシのメロウなギターも素晴らしいが、なにより長年のシスターズであるKeycoと有坂美香の2人がリードヴォーカルを掛け合う、優しく美しいハーモニーに心を奪われる録音となっている。